【ポーカー初心者講座】ポーカーのチェックをわかりやすく解説

チェックは賭け金を出さず自分の順番をパスするポーカーアクションです。

ベットやレイズに比べると消極的ですが、チェック後のアクションの重要性やチェックするタイミングを知ると、意外と無視できない大切なアクションだということが分かります。

この記事ではチェックに関する基礎知識を網羅的に解説していきますので、ポーカーの腕を磨きたい方はぜひ参考にしてください。

ハル

チェック自体はたいしたアクションではありませんが、後のアクションのことまで考えて適切にチェックできるようになるとポーカーで強くなれます！

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ポーカーアクション「チェック」の意味は？

チェックとは、自分の番をパスして次に回すアクションです。チェックする際に賭け金は発生しません。

チェックできるのはそのラウンドの参加者全員が既に同額のチップを出しており、先にベットしたプレイヤーがいない場合です。

チェックで回ってくれば自分もチェックできますが、誰かがベットしたらコールやレイズなどチップを賭けるアクションをしなければいけません。

チェックの具体例

チェックがどういうアクションかイメージしやすいように例をみていきましょう。

まずAとBがフォールドし、次はCの番です。

先にベットした人がいないので、Cはベットかチェックどちらかを選択できます。Cはベットしたくないと思ったのでチェックしました。

Cはゲームに参加し続け、DとEのアクションを待ちます。Cの次のDは、チェックまたはベットを選択可能です。

ランドカジノでのチェックのやり方・ジェスチャー

ランドカジノでチェックする際は、「チェック」と言葉に出す必要はありません。以下のジェスチャーを行えば、チェックだと周りに伝わります。

• 手のひらか人差し指でテーブルをトントンと叩く
• 自分の肩や腕をトントンと叩く
• 円を描くように人差し指をくるりと回す

テーブルをトントンと叩く時は力を入れ過ぎて「ドンドン」とならないように注意してください。あくまでスマートに、人に迷惑がかからないよう振る舞うのもポーカーをプレイするうえで大切なマナーです。

ポーカー初心者が混同しがちなチェック・コール・フォールド

ポーカー初心者の中にはチェック・コール・フォールドの区別がまだついていない人もいるのではないでしょうか。この項ではそれぞれの違い・見分け方について解説していきます。

チェックとコールの違い・見分け方

チェックとコールは弱気アクションとしてひとまとめにされやすいですが、中身はまったく違います。

ラウンドで他に誰もベットしていない状態で選べるのがチェックで、誰かがベットした額と同額になるまでチップを出すのがコールです。チェックを選択する際は全員が同額のチップをすでに出しています。

チェックは賭け金を出す必要なく次の順番に回すことができる一方、コールは賭け金を同額出すことで次に順番を回せるようになると言い換えてもいいでしょう。

チェックとフォールドの違い・見分け方

チェックとフォールドは賭け金を出さないという点では似ています。

しかし、フォールドは選択した時点でゲームを降りますが、チェックは選択してもゲームを降りません。チェック時点で相手と同額ベットをすでにしている状態なので、そもそも降りる必要がないからです。

最大ベットした相手と賭け金を揃えられない意思表示がフォールドであるともいえます。

ポーカーでチェックするタイミング

ポーカーのチェックがどういうアクションか理解したところで、使うタイミングを以下の場面・状況に分けて解説していきたいと思います。

相手の様子をうたがいたい時

他プレイヤーの様子をうかがって慎重にプレイしたい時にはチェックした方がいいです。

チェックに対してチェックなら相手は弱いハンドの可能性、ベットがきたら強いハンドの可能性を考えられます。

チェックに対するベットについていくかどうかは、相手のベット額と自分のハンドの強さを考慮してください。負けても痛手を負わないベット額ならコールしてもいいですし、勝てる見込みが高いならレイズしてもいいでしょう。

ポットを小さくしたい時

勝てるかもしれないけど負ける可能性も残っている時は、勝利時の賞金となるポットを小さくするためにあえてチェックを選ぶことも珍しくありません。

ポットサイズを意図的に小さくしておけばショーダウンで負けてしまったとしても致命的なダメージを追わずにすみます。

この場合のチェックに対して高額ベットが返ってきたときはフォールドをおすすめします。強いハンドを持っていないなら、ポットサイズをコントロールされる側にまわって被害が大きくなるかもしれないです。

相手を誘いこんで罠にはめたい時

自分が強いハンドを持っている場合は通常だとベットしますが、ベットせずにチェックすることで相手をだますことも可能です。

チェックは弱気アクションとみられるため、相手に「勝てるかも」と思い込ませることができます（ブラフ）。勝てるとみた時にチップをたくさん出す相手ならラッキーです。チェック後にコールでついていくだけで大量ポットを稼げるでしょう。

チェックに対してベットされた後、レイズで返す場合もあります。チェック後のアクションもポーカー戦略において重要です。その点については次項で詳しく解説していきます。

ポーカー戦略で重要なチェック後のアクション

ポーカーの実戦においては、チェックそのものよりもチェック後のアクションが重要になってきます。以下チェック後にとるアクション4つとその意味を理解して、ポーカーのプレイスタイルの幅を広げていきましょう。

チェックレイズ

チェックレイズは、1つのラウンドで自分がチェックした後、相手のベットに対してレイズすることを指します。

1回チェックした後に相手が$100ベットしてきたら、$200にレイズするといった流れです。

チェックレイズを行う際は強いハンドを持っている時に行ってください。フォールドに追い込めなくても、レイズ後にコールやリレイズで返されても強いハンドならついていくことができます。

チェックレイズを禁止するローカルルールも稀にありますが、オンラインポーカーで人気のテキサスホールデムホールデムでは特に禁止されていません。

チェックコール

チェックコールは、1つのラウンドで自分がチェックした後、相手のベットに対してコールすることを指します。

チェックコールも強いハンドを持っている時に行いますが、レイズより消極的なので、相手の目には弱いハンドを持っているように映ります。つまり、強いハンドをあからさまにバラさずに済むのです。

チェックコールとチェックレイズを使い分けられるようになれば、相手をだますブラフの成功率はグンとあがります。

チェックバック

チェックバックは、1つのラウンドで相手がチェックしたのに対してチェックで返すことを指します。他プレイヤーも全員チェックバックすれば次ラウンドに進みます。

チェックとチェックバックでラウンドが終わる時は、だれも強いハンドを持っていない可能性が高いです。強いハンドがあるなら誰かはベットします。

今は役を持っていないけどカードの出方次第でフラッシュやストレートが成立しそうな時、2番目以降に大きいワンペアを持っている時などは、チェックバックで様子をうかがうといいでしょう。

チェックフォールド

チェックフォールドは、1つのラウンドで自分がチェックした後、相手のベットやレイズに対してフォールドすることを指します。

勝てる見込みがほぼない時はフォールドが最善の選択肢です。

プロポーカーも悩むチェックレイズの問題点・使い方

少しポーカーに慣れてくると、相手を罠にはめる際にチェックレイズが効果的な戦略だと実感するようになるでしょう。

たしかにチェックレイズは上手く使いこなせれば威力絶大です。しかし、チェックレイズに頼りすぎるのは要注意。頻繁なチェックレイズは警戒心を強めてしまうため、自分が強いハンドだったとしてもポットサイズを大きくしにくくなります。

チェックレイズの使い方はよく議論される題材です。今やよく知られた戦略の1つであるため誰でも使う一方で、プロのポーカープレイヤーのなかにはチェックレイズをほとんど使わない人もいます。

深い考察は他に預けますが、チェックレイズがよく機能するための前準備を忘れないようにしましょう。

ハル

チェックコールやチェックバックも織り交ぜることで、予測しにくいプレイヤーとみられるようになれば、チェックレイズがより効果的に使えるようになりますよ。

チェック以外で覚えておきたいポーカーアクション用語

下記ポーカーでよく使用するアクション一覧です。分からない用語があったらこちらを参照してください。

ポーカーのチェックまとめ

ポーカーのチェックは自分の順番をパスするだけのアクションではありますが、その後の展開と絡めて考察するととても奥が深いです。

ぜひ皆さんもチェック後のアクションを意識しながらチェックを使ってみてください。チェックレイズやチェックコール、チェックバックを状況にあわせて使いこなせるようになれば、ワンランク上のポーカープレイヤーに成長できますよ！

この記事を書いた人

ハル

予備校講師やセミナー講師を経て、在宅ライティング専業になりました。
Casimoでは2018年立ち上げ当初からカジノゲームや必勝法・攻略法の記事作成を担当しています。

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