【ポーカー戦略】ブラフを成功させるためのコツは?|必勝法・攻略法
- 公開日:2022年11月18日
- 更新日:2024年2月20日
今回は「ポーカーの戦略の1つ、ブラフ」を徹底的に解説していきます。
ポーカーは対戦相手との駆け引き、心理戦が醍醐味で、海外では「知的なスポーツ」としてとても人気が高いゲームです。
この記事さえ読めば、ブラフの種類はもちろんのこと、成功させるためのコツなどを習得できます。ポーカーはシンプルなゲームですが、意外と奥が深く、深く知るほど熱くなれる魅力的なゲームです。
ブラフの使い方を知らない、使いこなせないプレイヤーは皆の”カモ”。逆に、ブラフを極めたプレイヤーになればポーカーで稼げる可能性は何倍にも広がります。その基本から成功させるコツまで1から分かりやすくお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
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この記事を読んだら分かること
- ブラフとは
- ブラフの種類(ピュアブラフ・セミブラフ)
- ブラフを成功させる3つのコツ
目次
ポーカーのブラフの種類
ブラフとは、対戦相手に虚勢を張って相手を降ろしにかかるアクションです。
レイズ、オールイン等のアクションを総動員して、相手に「強いハンドを持っている」と思わせフォールドできれば成功、できなければ失敗です。
ブラフは大きく分けて次の2つの種類があります。
それぞれどういったアクションなのか、具体的に説明していきます。
ピュアブラフ
手役が弱い時、虚勢を張ってベットすることです。自分の手札が強くなる可能性がない中で行うので、相手をフォールドさせることが唯一勝てる道です。
アクションの順は①→②→③です。②にプレイヤーが座っていたとします。
プレイヤーは何も手役が出来ておらず、ショーダウン(全てのカードオープンで勝負)しても勝てる見込みがない状況です。
①が$50をベットしましたが、プレイヤーは①より大きく賭けることで①③に「強いハンドを持っている」と思い込ませてフォールドさせたいと思います。
そこでプレイヤーは手持ち資金全額$1,855を賭けました(オールイン)。
プレイヤーのオールインにより、③はフォールドしました。この後、①がコールすると負けてしまうところでしたが、①はフォールドしたのでピュアブラフ成功です。
セミブラフ
現状の手札は強くないが、強くなる可能性にかけてベットすることです。
最後に逆転の目がある中で行うので、相手にコールされても勝ち目はまだ残ります。
アクションの順は①→②→③→④です。③にプレイヤーが座っていたとします。
①、②ともに何も賭けず(チェック)、プレイヤーの順番が回ってきました。
プレイヤーはまだ何の役も持っていませんが、共通カード(中央)にあと2枚スペード♠が出れば、プレイヤーはフラッシュを完成させて勝てる見込みがあります。
フラッシュが完成した時の勝てる可能性をより高めるため、3人の対戦相手のうち1人でもフォールドさせようと思い、プレイヤーは$80をベットします。
$80ベットに対し、④はコールして、①②はフォールドしました。
共通カードにスペード♠が落ちました。
プレイヤーはまだ何の手役も持っていませんが、先ほどよりフラッシュが完成して勝てる可能性が高い状況です。しかし、最後の1枚でスペード♠が出なければ手役なしでほぼ確実に負けます。
プレイヤーは先ほどの$80ベットより高い額をベットすることで、④に「強いハンドを持っている」と思い込ませて、この段階で④をフォールドさせたいと思いました。
そこでプレイヤーは$240をベットします。万が一、④にコールされても最後にスペード♠が落ちて勝利することに期待できます。
この後、④はフォールドしたのでセミブラフ成功です。
その他のブラフ
ブラフアクションは仕掛けるタイミングや状況に応じて、以下の呼び方で区別をつける場合があります。
ブラフの種類 | 概要 |
---|---|
フロップブラフ | フロップ(最初の3枚の共有カード)の段階で、相手に強い手を持っているように見せかけるため賭ける。 |
リバーブラフ | リバー(最後の共有カード)の段階で 強いてを持っているように見せかけるため賭ける。 |
リストリクテッドブラフ | 特定の状況で行うブラフ戦略。たとえば特手のプレイヤーが特定のポジションや特定のアクションを行った場合に狙い撃ちしてブラフを仕掛けます。 |
バックドアブラフ | 配布される共有カードによって偶然強い手を作ったと見せかけるブラフ。相手に読み誤りを誘います。 |
ポーカー実戦でブラフを成功させるコツ
世界で活躍するトップポーカープレイヤー達はブラフがとても上手です。
ここでは彼らのブラフアクションに共通する「ブラフを成功させるコツ」を3つ解説したいと思います。
ブラフを成功させるコツ
相手を見極めてからブラフする
ブラフは自分の役が強いと相手に思い込ませてフォールドさせるのが主目的ですが、次のような相手には通用しません。
- どんなハンドでもコールする対戦相手(コーラー)
- 資金が少なく、後がない対戦相手
彼らは負けるリスクを考えないか、そのリスクを背負って突っ込んでくるので、フォールドがそもそも選択肢にない場合が多くなります。
ブラフを仕掛ける時は、それまでの対戦相手のアクションを観察してからにしましょう。コールを多用せず、フォールドを選びがちな消極的な相手にはブラフを効果的に使えます。
明らかにバレるブラフはしない
持っている可能性が低いハンドを主張しても、すぐ見破られます。
ブラフはフラッシュやストレートを思わせる状況であれば通用しやすいですが、4カードやストレートフラッシュ等の出現確率が低い役を思わせるようなブラフはバレやすく、失敗もしやすくなります。
また、そのような状況でブラフを仕掛けるとかなり強いレイズアクションをしなければ不自然です。怖気づいて少額しかレイズしなければ不自然なアクションに見え、即バレに繋がります。
ブラフする時は多くの可能性を相手に考えさせる状況のもとで実行することです。
ストーリーを意識する
ポーカーは心理戦とよく言われますが、それは他ゲームにはないストーリーがあるからです。
ストーリーとはプリフロップからリバーまでのレイズやチェック、その他アクションや場に落ちたカード全ての流れを指します。
例えば、最初はコールし、フラッシュの可能性を思わせる状況になった段階でレイズをしたとします。相手はこちらのアクションの流れを見て、「フラッシュが出来たのか…」と思い込んでくれるかもしれません。
なぜなら、そのように想像させるストーリーがあったからです。
相手に強い役が出来たと思い込ませ、降りてもらうためには、全体のストーリーが大事です。そして、そのストーリーはチェックやレイズ等のアクションと、場に出たカードとで作り上げていきます。
上手いプレイヤーになると、相手に「こいつはブラフする奴だ」と思い込ませてから、その後のゲームで強いハンドをもってブラフのようなストーリー展開で相手を罠にハメることもあります。
相手のブラフを見破る方法(ブラフキャッチ)
当然ながら対戦相手もブラフします。ブラフを見破ってコールまたはレイズ(ブラフキャッチ)できるようになれば、戦い方の幅が広まるので、以下のポイントに注意してみてください。
ブラフの可能性があるアクション
プリフロップの参加率が高い
ポーカーでは毎回同じ人にいいカードが配られるわけではないので、プリフロップの参加率が高い人はたいして強くないカードでレイズまたはコールしている可能性が高いと考えられます。
具体的には不利フロップの参加率が30%以上ならブラフする傾向が強いプレイヤーとみていいでしょう。
そんなプレイヤーがフロップ、ターンでベットしてきた時は、ブラフベットの可能性をみて勝負に出てみてください。自分がAのハイカードか、ローペア以上を持っていればコールまたはレイズする価値はあります。
ポッドサイズに見合わない強気ベット
相手プイレイヤーが賭けた額をヒントにブラフを見抜く方法もあります。
典型的なのがポッドサイズと同額以上の強気ベットです。ブラフの場合、カードオープンまでいってしまうと負ける可能性が高いため、ターンやリバーで対戦プレイヤーを下ろそうとします。そのために必要以上にベット額を上げることで、相手にコールするのが割に合わないと思わせようとするのです。
フリーロールや低額のトーナメントではよく見かけますし、時に段階を踏まずにオールインでブラフを仕掛ける人もいます。こちらが強いハンドを持っている場合は臆することなくコールしましょう。
ポーカーのブラフまとめ
この記事のまとめ
- ブラフとは、対戦相手に虚勢を張って相手を降ろしにかかるアクション
- ブラフは相手を騙し、フォールドに追い込むのが目的
- ブラフ成功のコツは、相手を見極め、バレずに偽のストーリーを完成させること
いかがでしょうか。ポーカーの戦略の1つ、「ブラフ」は、対戦相手に虚勢を張って相手を降ろしにかかるアクションのことで、極めればポーカーで勝てる可能性は何倍にも広がります。
ポーカーと聞くと難しそうなイメージが湧くかもしれませんが、案外戦略が分かりやすく初心者でもすぐに始められることが分かったと思います。