【ポーカー基本ルール】オールインの計算方法や戦略をわかりやすく解説
- 公開日:2022年11月18日
- 更新日:2024年1月25日
今回はポーカーのアクションの1つ、「オールイン」を徹底的に解説していきます。
ポーカーは対戦相手との駆け引き、心理戦が醍醐味で、海外では「知的なスポーツ」としても人気が高いゲームです。
この記事さえ読めば、ポーカーのオールインの概要はもちろんのこと、効果的なタイミングなどを包括的に習得できます。
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この記事を読んだら分かること
- ポーカーの「オールイン」の概要
- 「オールイン」の計算方法
- 「オールイン」をするのに効果的なタイミング
目次
ポーカーでよく聞くオールインとは?
ポーカーのオールインとは手持ちのチップを全額かけることです。
ポーカーではゲームに参加するためにはコール(同額のチップを賭ける)をしなければいけませんが、手持ちのチップがコールよりも下回った場合ゲームに参加できなくなってしまいます。
その時、コールに足らない手持ちのチップ全額を賭けることでゲームに参加できる権利を得られます。これがオールインです。
ただし、オールイン以降はゲームが終わるまでベットできず、ポットに積み上げられるチップももらえません。
オールインの計算方法
オールインは1対1の場合、自分がオールインすると相手も自分の出したチップだけ場に残り、後は返却されます。
つまり、自分が勝っても相手の持っているチップを全て獲得できるとは限りません。
1対複数の場合、全員がオールインするとは限らないため計算方法が複雑になってきます。
その為、1対複数の時にはディーラーによってメインポットとサイドポットに分けられてチップが計算されます。
1対1でのオールイン
1対1の場合、自分と相手しかいないため必然的に相手もオールイン状態になります。
プレイヤー | 賭け金 |
---|---|
Aさん | 500円 |
Bさん | 1500円 |
上記の時にAさんがオールインするとBさんもAさんと同じチップでの勝負になるので、残り1000円はBさんに返却されて、以下のようになります。
プレイヤー | 賭け金 | 返却金 |
---|---|---|
Aさん | 500円 | 0円 |
Bさん | 500円 | 1000円 |
オールインは相手の全額をもらえるわけではなく、自分がオールインした金額しかもらえない為、それぞれ勝った場合は下記のような結果になります。
勝利プレイヤー | 勝ち金 |
---|---|
Aさん | 500円+500円=1000円 |
Bさん | 500円+1500円=2000円 |
- Bさんは負けた場合でも、オールインした1500円のうち、1000円が返却されます。
複数人でのオールイン
次に3人のプレイヤーがオールインしたケースを解説します。
3人全員がオールインした場合は、メインポットとサイドポットに賭け金が分けられ、勝った人と2番目に勝った人へ賭け金が分配される場合があります。
下記のような賭け金でBさんがオールインした場合を想定しましょう。
プレイヤー | 賭け金 |
---|---|
Aさん | 1500円 |
Bさん | 1000円(オールイン) |
Cさん | 2000円 |
この場合、オールインの基準は最低額のBさんの1000円がメインポットの基準となり、AさんとCさんの賭け金はそれぞれサイドポットへ分けられます。
簡単に状況を表にまとめました。
プレイヤー | メインポット | サイドポット |
---|---|---|
Aさん | 1000円 | 500円 |
Bさん | 1000円 | 0円 |
Cさん | 1000円 | 1000円 |
この場合、それぞれのプレイヤーの勝利金額は下記のようになります。
Aさんが勝った場合
まず、メインポットの3000円を獲得し、さらにサイドポットの賭け金500円と、他プレイヤーの500円分の配当を獲得するため、合計4000円の勝利金となります。
この場合Bさんはサイドポットに自分のプール金がないため、2番目に勝っても獲得金は発生しません。
サイドポットの残りの500円はCさんへ返却されます。
Bさんが勝った場合
Bさんは最低金額のベッティングなので、メインポットの3000円のみ獲得できます。
サイドポットの残り金額はAさん勝利の場合同様、2番目に勝った人が賭け金相応の金額を獲得できます。
Cさんが勝った場合
Cさんが勝った場合、最高額をベッティングしているので、メインポット、サイドポットの総取りです。
賭け金の合計額4500円を獲得できます。
ポーカーでオールインするタイミング
オールインは自分がコールできないときに使うのはもちろんですが、他にも使うタイミングによってはゲームの流れを良い方向に持っていけます。
以下でオールインをするのに効果的な3つタイミングを紹介していきます。
ポーカーでオールインするタイミング
手札は強く勝負したいけど資金がない時にオールイン
ポーカーではプレイが始まると持っている資金の交換やチップの貸し借りは禁止されています。その為、いくら自分に強い配役が回ってきても資金が足りない場合は勝負出来ません。
オールインは使い方によっては全額没収されることも少なくありません。
ほとんどの場合、それまでの勝負で負けが続いていて資金やチップが減ってきているためオールインをしなければいけない状況に追い込まれています。
手札が強く勝てる見込みがある時には全額投資を覚悟したオールインも勝利への秘訣です。
手札が弱く虚勢をはりたい時にオールイン
自分の手札が弱い場合、賭けに出ても負ける可能性が高いですよね。
そんな状況の時にオールインを使うと周りの人は「全財産を賭けても良いくらい手札が強いんだろうか」と不安になってきます。
確かにオールインは資金やチップがないときに使う最終手段と思われがちですが、手札を強く見せたいときに使うことで相手の心理を揺さぶり、自分にとって有利に進められます。
ただし自分の手札が弱いと相手に伝わってしまう場合、レイズやコールされてしまうことになります。
少なからずリスクを背負うことになるということは忘れないようにしましょう。
手札が強い時はオールインしない
自分の手札が強いからといっていきなりオールインしてはいけません。
勝てる可能性はあるかもしれませんが、最悪の場合他のプレイヤーがゲームから降りてしまい、ゲーム自体が終了してしまいます。
そうなると仮に勝ったとしても貰えるチップが少なくなってしまうので、手札が強いと思った時にはオールインするのではなく第4ゲーム(リバー)までレイズやコールして賭け金を釣り上げていくようにしましょう。
ポーカーのオールインまとめ
この記事のまとめ
- オールインとは、手持ちのチップを全額かけること
- オールイン中に勝ってももらえるのは賭け金分のみ
- オールインにはメインポットとサイドポットがあり、オールインの人はメインポットのみもらえる
- 自分の手札が強くても資金がないときにはオールインで攻める
- 自分の手札が強くてまだ余裕がある気にはリバーまでオールインしない
いかがでしょうか。ポーカーアクションの1つ、「オールイン」は、計算方法やタイミングによって勝敗にかかわってくる大切なアクションです。
ポーカーは心理面も大きく関わってくるので、いかに自分に有利になるのかを考えてオールインの使い時を覚えるといいでしょう。