カジノで遊べるクラップスのルールや遊び方|必勝法・マナーについても解説
- 公開日:2022年11月17日
- 更新日:2024年2月26日
クラップスは、ラスベガスで人気のカジノゲームで、ダイス(サイコロ)を2つ同時使用します。丁半に似たゲームで日本人には馴染みやすいダイスゲームです。
クラップスには賭け方がたくさんあるので敬遠する方も多いのですが、メインとなる賭け方さえ覚えればそんなに難しくありません。
この記事さえ読めば、クラップスのルールと賭け方、攻略法・必勝法を包括的に身に着けることができます。海外のカジノだけでなく、自宅でオンラインカジノに奮闘中の人にとっても役立つ情報ですので、ぜひ参考にしてみてください。
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この記事を読んだらわかること
- クラップスのルール・ゲームの流れ
- クラップスの賭け方
- クラップスの控除率(ハウスエッジ)について
- クラップスで守るべきマナーについて
- クラップスで使える攻略法・チップコントロール
目次
クラップスのルール
クラップスはダイスを2つ投げ、出た目の合計を予想するという単純なゲームです。
クラップスの最大の特徴は、ダイスを投げるのがプレイヤー自身ということ。このダイスを振るプレイヤーをシューターと呼び、今回の記事でもこのシューターの役割について解説するので、覚えておいてください。
ちなみにオンラインカジノでは、ディーラーがプレイヤーの代わりにダイスを投げてくれるため、その出目を予想するというゲームの流れになります。
クラップスのダイスの出目
以下の表は、クラップスにおけるダイスの出目一覧表です。
「目」は2つのダイスを投げたときに出る目の合計、「サイコロ」は出目を図で表したもの、「確率」はその出目が出る確率を表しています。
目 | イメージ | 確率 |
---|---|---|
2 | 2.77% | |
3 | 5.55% | |
4 | 8.33% | |
5 | 11.11% | |
6 | 13.88% | |
7 | 16.66% | |
8 | 13.88% | |
9 | 11.11% | |
10 | 8.33% | |
11 | 5.55% | |
12 | 2.77% |
一番出る確立が高い目は「7」で16.66%です。
「7」は一番組み合わせの数が多く、「7」から遠ざかる程、出る確率は低くなっていきます。
一番出る確率が低いのは「2」と「12」の2.77%です。
クラップスの遊び方・ゲームの流れ
クラップスは基本的に大人数で遊ぶゲームなので、他のプレイヤーにも配慮しながらルールに沿ってプレイしていくことが大切です。
画像を使って分かりやすく解説していきますので、クラップスのルールをゲームの流れと一緒に覚えていきましょう。
ゲームの流れ:サイコロを投げる人(シューター)を決める
まずは、プレイヤーの中からサイコロ(ダイス)を投げる人を決めます。
このサイコロを投げる人のことを『シューター』と呼びます。
クラップスのゲームテーブルにはディーラーがいますが、ブラックジャックやルーレットと違ってディーラーがサイコロを投げたりはしません。
ディーラーはチップの計算などをするだけで、必ずプレイヤーが順番にシューターを担当していきます。
シューターは、1ゲームの勝敗が全て決まるまで1人が担当し、次のゲームになったら他のプレイヤーに交代します。
ゲームの流れ:シューターの勝敗を予想する
シューターが決定したら、まずは1投目で振られる出目を予想し『パスライン』か『ドントパス』のどちらかに賭けます。
PASS LINE (パスライン)
パスラインは『シューターの勝ち』に賭けることを指します。配当成立の条件は以下の2つになります。
- 1投目の出目の合計が『7』か『11』の場合
- 2投目の出目の合計が『ポイントナンバー』の場合
ポイントナンバーについては後述するので、まずはこの2種類があることを覚えておきましょう。
パスラインに賭けるのは1投目の時だけですが、1ゲームの中で結果的にシューターが勝てば配当成立となります。
DON’T PASS (ドントパス)
ドントパスは『シューターの負け』に賭けることを指します。配当成立の条件は以下の2つです。
- 1投目の出目の合計が『2』『3』『12』の場合
- 2投目の出目の合計が『7』の場合
これもパスラインと同じで、賭けるのは最初の1投目の時だけで、1ゲームの中で結果的にシューターが負ければ配当成立です。
ゲームの流れ:1投目のサイコロを投げる(カムアウトロール)
シューターが振る1投目のことをカムアウトロールと呼びます。
1投目(カムアウトロール)で『7』か『11』のいずれかが出ることをナチュラルと呼びます。
シューターの勝ちとなり、パスラインに賭けたプレイヤーの配当成立となります。
『2』『3』『12』のいずれかが出ることをクラップスと呼びます。
こちらはシューターの負けとなり、ドントパスに賭けたプレイヤーの配当成立となります。
ナチュラルでもクラップスでもない出目(4,5,6,8,9,10)は、ポイントナンバーと呼びます。
ポイントナンバーが出ると1ゲームの勝敗が決まらないので、そのまま同じシューターが続行して2投目に移ります。
なお、ナチュラルかクラップスだった場合はそこで1ゲームが終了し、次のゲームに移ります。
基本的に1ゲーム終了時にサイコロを投げるシューターは交代となりますが、同じシューターがもう一度ダイスを振る場合もあります。
ゲームの流れ:勝敗が決まるまでサイコロを振り続ける
2投目も2つのサイコロ振って合計数で勝敗を決めますが、一投目と少し勝敗条件が異なります。
1投目と同様の合計数が出たらシューターの勝ちとなり、パスラインに賭けたプレイヤーが配当成立します。
出目の合計数が『7』の場合、シューターの負けなので、ドントパスに賭けたプレイヤーが配当成立します。
上記以外の数字が出たら、同じように3投目以降も振って結果が出るまで続けます。
また、2投目以降からゲームに参入したいプレイヤーのために、『カム』と『ドントカム』、『オッズベット』が存在します。
カム
2投目以降から賭けられ、『パスライン』と同じ役割を持っています。配当成立の条件は以下の通りです。
- 賭けた時点(n投目)で『7』『11』が出た場合
- それ以降の回で『7』より先にn投目で出たポイントナンバーが出現した場合
ドントカム
2投目以降から賭けられ、『ドントパス』と同じ役割を持っています。配当成立の条件は以下の通りです。
- 賭けた時点(n投目)で『2』『3』『12』が出た場合
- それ以降の回で『7』が出た場合
オッズベット
2投目以降から賭けられ、『パスライン』『ドントパス』『カム』『ドントカム』のいずれかに追加で賭け金を増額できます。
ゲームの流れ:シューターを変更し新しいゲームを開始
全ての結果が出るまで何度もサイコロを振り、1ゲームの流れが全て終了したら他のプレイヤーにシューターを交代して、新しいゲームを開始します。
クラップスのチップの賭け方と配当
クラップスで初心者がつまづきやすいのがチップの賭け方です。
単純明快なルールで盛り上がるゲームであるにも関わらず、初心者がクラップスを敬遠してしまうのは賭け方が複雑であるためと言っても過言ではありません。
しかし、必ず覚えた方がいい賭け方はたったの3パターンです。それ以外は余裕があれば覚える程度で問題なくゲームで遊べてしまうのです。
ここではそんなクラップスの賭け方を下記の3種類に分けて解説していきます。
- 必ず覚えて欲しい賭け方
- できれば覚えて欲しい賭け方
- あまり重要ではない賭け方
必ず覚えて欲しいチップの賭け方
まずは、必ず覚えて欲しいチップの賭け方を3パターンご紹介します。
下記の賭け方はクラップスで遊ぶ上で最も重要な賭け方ですので、必ず覚えるようにしましょう。
パスライン
1投目のカムアウトロール前に、パスラインのところにチップを置きます。
ナチュラル(7,11)が出れば勝ちとなり、賭け金と同じ額の賞金が得られますが、逆にクラップス(2,3,12)が出てしまうと負けとなり、賭け金を失います。
ポイントナンバーが出た2投目以降はポイントの目が出れば勝ち、7が出れば負けとなります。パスラインはカムアウトロール時にのみ賭けることができ、2投目からは賭けられません。
パスラインはクラップスにおける最も基本的な賭け方なので覚えておきましょう。
では実際にやってみましょう。カムアウトロールの前に「パスライン」へ賭けます。
上の画像ではクラップスの目のひとつである3の目が出てしまい、負けになっています。もしナチュラル(7か11)が出ていれば勝ちとなり、配当を受け取ることができました。
ナチュラルもクラップスも出なかった場合は、その目がポイントとなり、2投目に移ります。上の画像ではカムアウトロールで9が出たので、9のところにマーカーが置かれています。
この後は9か7が出るまでダイスを振り続けます。9が出れば勝ち、7が出れば負けです。
オッズベット
パスラインで賭けてポイントナンバーが出た後に賭け金を追加することができ、これを「オッズベット」と呼びます。
勝ち敗けは本体のパスラインと同じで、ポイントナンバーが出れば勝ち、7が出れば負けです。
オッズベットの配当はパスラインの配当とは別に計算され、決定したポイントナンバーが出る確率によって変動します。
オッズベットの特徴は控除率がゼロということ。言い換えれば還元率は100です。これは他の賭けに比べて有利な賭けということができるということです。
ただし、いくらでも賭け金を追加してもよいという訳ではありません。賭け増しできるのは最初の賭け金と同額、もしくは2倍までと決まっています。
では実際にやってみましょう。最初はパスライン同様、カムアウトロールの前に「パスライン」へ賭けます。
上の画像では、カムアウトロールで6の目がでました。6のところにマーカーが置かれていますね。パスラインで賭けたチップとは別にチップが追加で置かれています。これがオッズベットです。
この場合は6が出れば勝ちとなり、パスラインの配当+オッズベットの配当がもらえます。7が出れば負けとなり、パスライン+オッズベットの賭け金を失います。
オッズベットの配当と確率は下記のとおりです。
ポイント | 勝つ確率 | 配当 |
---|---|---|
4 | 33.3% | 2:1 |
5 | 40.0% | 3:2 |
6 | 45.5% | 6:5 |
8 | 45.5% | 6:5 |
9 | 40.0% | 3:2 |
10 | 33.3% | 2:1 |
ドントパス
ドントパスは簡単に言うと、パスラインの逆の賭け方のことです。
カムアウトロールの前にドントパスのところにチップを置きます。2,3,が出れば勝ちとなり、賭け金と同じ額の賞金が得られます。
逆にナチュラル(7,11)が出てしまうと負けとなり、賭け金を失います。パスラインとの違いは、12が出ると引き分けになることです。
ポイントナンバーが出た2投以降は7が出れば勝ち、ポイントの目が出れば負けとなります。
パスライン同様、ドントパスもカムアウトロール時にのみ賭けることができ、2投目からは賭けられません。
では実際にやってみましょう。カムアウトロールの前に「ドントパス」へ賭けます。
上の画像ではナチュラルの目のひとつである7の目が出てしまい、負けになっています。もし2か3が出ていれば勝ちとなり、配当を受け取れることができました。
ナチュラルもクラップスも出なかった場合は、その目がポイントとなり、2投目に移ります。上の画像ではカムアウトロールで10が出たので、10のところにマーカーが置かれています。
この後は10か7が出るまでダイスを振り続けます。10が出れば負け、7が出れば勝ちです。
カムベット
カムベットはカムアウトロール後のみにできる賭け方です。
ナチュラル(7,11)が出れば勝ちとなり、賭け金と同じ額の賞金が得られます。
逆にクラップス(2,3,12)が出てしまうと負けとなり、賭け金を失います。ポイントナンバーが出ると3投目に移り、ポイントの目が出れば勝ち、7が出れば負けとなります。
こちらはパスラインとは逆にカムアウトロール時には賭けることができません。配当は常に1:1です。
では実際にやってみましょう。上の画像ではカムアウトロールが終わり、ポイントナンバーが5に決定しています。このタイミングでカムベットをします。
2投目でナチュラル(7,11)が出ればカムの勝ちとなり、クラップス(2,3,12)が出てしまうとカムの負けとなり、賭け金を失います。ポイントナンバーが出ればカムポイントが決まります。
ちなみに上の画像ではパスラインで賭けていますが、カムベットはカムアウトロールの時にベットしていなくても賭けられます。あくまで2投目に賭けられる賭け方であり、1投目で賭けているかどうかは問われません。
上の画像では2投目で8が出たので、カムポイントナンバーが8に決定しました。8のところにチップが追加されたのが分かりますね。
次の一投でカムポイントナンバーの8が出れば勝ち。7が出れば負けです。これがカムベット一連の流れです。
ドントカム
カムベットはカムアウトロール後、ポイントが決定した後にのみできる賭け方であり、ドントパスと同じベットをします。2か3が出れば勝ちとなり、賭け金と同じ額の賞金が得られます。
逆にナチュラル(7,11)が出てしまうと負けとなり、賭け金を失います。12が出ると引き分けです。ポイントナンバーが出ると3投目に移り、7が出れば勝ち、ポイントの目が出れば負けとなります。
この賭け方もカムアウトロール時には賭けることができません。配当は常に1:1です。
では実際にやってみましょう。上の画像ではカムアウトロールが終わり、ポイントナンバーが9に決定しています。
このタイミングでカムベットをします。2投目で2か3が出ればドントカムの勝ちとなり、ナチュラル(7,11)が出てしまうとドントカムの負け、12が出れば振り直しです。ポイントナンバーが出ればドントカムポイントが決まります。
ちなみに上の画像ではドントパスで賭けていますが、ドントカムベットはカムアウトロールの時にベットしていなくても賭けられます。あくまで2投目に賭けられる賭け方であり、1投目で賭けているかどうかは問われません。
上の画像では2投目で5が出たので、カムポイントナンバーが5に決定しました。5のところにチップが追加されたのが分かりますね。
次の一投で7が出れば勝ち。カムポイントナンバーの5が出れば負けです。これがドントカムベット一連の流れです。
まとめると、以下の3つの賭け方に分かれます。
オーソドックスな賭け方(ナチュラルが出れば勝ち、クラップスが出ると負け)
- パスライン
- カムベット(2投目のみ)
逆の賭け方(ナチュラルが出ると負け、クラップスが出れば勝ち、但し12は引き分け)
- ドントパス
- ドントカム(2投目のみ)
賭け増し(配当が別で支払われる、控除率ゼロ)
- オッズベット
この3つの賭け方は覚えておきましょう!
できれば覚えて欲しいチップの賭け方
次に、できれば覚えて欲しいチップの賭け方をご紹介します。下記は余裕がある人は覚えた方がいい賭け方になりますが、覚えなくてもそこまで勝敗に関わることではありません。
プレイスベット
プレイスベットはポイントナンバー(4,5,6,8,9,10)に直接賭ける方法です。
カムアウトロールの後でのみ賭けることができ、プレイヤーが2投目以降に参加した場合にも賭けられる賭け方です。
先に賭けたポイントが出れば勝ち、7が出れば負けです。
プレイスベットの配当は、確率を元に支払われます。配当と控除率は下記のとおりです。
プレイス | 配当 | 控除率 |
---|---|---|
4 | 9:5 | 6.67% |
5 | 7:5 | 4.0% |
6 | 7:6 | 1.52% |
8 | 7:6 | 1.52% |
9 | 7:5 | 4.0% |
10 | 9:5 | 6.67% |
バイベット&レイベット
バイベット&レイベットもプレイスベット同様に、ポイントナンバー(4,5,6,8,9,10)に直接賭ける方法です。
カムアウトロールの後でのみ賭けることができ、プレイヤーが2投目以降に参加した場合にも賭けられる賭け方です。
先に賭けたポイントが出れば勝ち、7が出れば負けです。バイベットはポイントナンバーが出れば勝ち、7が出ると負け。レイベットは7が出れば勝ち、ポイントナンバーが出ると負けになります。
プレイスベットとの違いは
- 配当率が控除なしで計算されること
- 「Vig」と呼ばれる5%のコミッションを払う。
バイベット:賭け金の5%
レイベット:勝利時の配当金額の5%
この2つです。その他はプレイスベットと同じです。
あまり重要ではないチップの賭け方
下記の賭け方はそこまで重要じゃないので覚える必要はあまりないのですが、こんな賭け方もあるよという一例でお伝えします。興味のある方はチェックしておきましょう!
ビッグシックス・ビッグエイト
ビックシックス、ビックエイトはビックシックスなら6が出れば勝ち、ビックエイトなら8が出れば勝ち、7が出れば負けというシンプルな賭け方です。
6,7,8の目が出なかった場合は継続して勝負が行われます。
配当は1:1。控除率は9.09%と、仮に勝ったとしてもプレイヤーに有利な賭けとは言えないので、この賭け方に関してはおすすめできません。
ハードウェイ
ハードウェイベットは印字されている2~5のゾロ目に賭ける賭け方です。
このゾロ目を「ハードウェイ」と呼び、賭けたハードウェイが出れば勝ち、7か賭けたハードウェイの数がゾロ目ではない形で出たら負けです。
例えば2のゾロ目に賭けた場合、ダイスの目が(2,2)で合計4になれば勝ちになりますが、(1,3)で合計4になった場合は負けになります。
フィールドベット
フィールドベットは2,3,4,9,10,11,12が出れば勝ち、それ以外の目が出れば負けという賭け方です。通常の配当は1:1ですが、2と12が出た時のみ2倍になります。
一見すると勝ちやすそうな賭けですが、実は勝つ確率は44.4%、負ける確率は55.6%と負ける確率が高く、2と12が出ると配当が2倍にはなりますが、控除率は5.5%なので、おすすめではありません。
エニークラップス・エニーセブン
エニークラップス・エニーセブンは「ワンロールベット」という、ダイスを一回振るだけで勝負が決まる賭け方です。
エニークラップスは、「クラップスナンバー」と呼ばれる2,3,12が出れば勝ち、それ以外の目が出れば負けです。エニーセブンは7の目が出れば勝ち、それ以外は負けとなります。
どちらの賭け方も控除率が高く、大きく勝つこと難しいのでおすすめできません。
クラップス2,3,12
クラップス2,3,12は、クラップスナンバーである2,3,12のいずれかに賭け、ベットした数字が出れば勝ち、それ以外は負けとなる賭け方です。
エニークラップスではクラップスナンバーのいずれかが出れば勝ちですが、クラップス2,3,12はあくまでも賭けた数字がでない限りは勝ちとなりません。
配当は高めですが、同時に控除率も高いのでおすすめではありません。
イレブン
イレブンとは、クラップス2,3,12に11を加えていずれかに賭ける賭け方です。ベットした数字が出れば勝ち、それ以外は負けです。
この賭け方も控除率が高く、プレイヤー不利のためおすすめではありません。
クラップスのマナー
クラップスはそのゲームの盛り上がり具合もあり、複数人で遊ぶ場合が多いゲームです。そのためプレイヤー同士は仲間であり、勝ちも負けもみんなで分かち合うのがマナーという認識があります。
後述でも紹介しますが、サイコロを投げるプレイヤーと他参加プレイヤーのコミュニケーションを良好にしていくためにも、マナーをマスターしておきましょう。
サイコロの投げ方
シューター役はゲームに参加しているプレイヤーが順番で引き受けます。つまりプレイを続けていると必ずこのシューター役が回ってきます。
そのため、ダイスを振る時のマナーも覚えておかなければなりません。
シューター役を引き受けた人がダイスを振る時に守らなければならないマナーは2つです。
ひとつは、両手を使ってはならないということです。必ず片手でダイスを掴み、片手で振らなければなりません。
もうひとつが、ダイスを握った手はクラップス台の外や他のプレイヤーの視界の外に出してはならないということです。
これら2つのマナーは、サイコロのすり替えといった不正行為を避けるために参加者全員が最低限守らなければならない基本ルールです。必ず守るようにしましょう。
極端な賭け方は場が白ける
本場カジノで特に気をつけたいのが『ドント』へのベットです。
クラップスでは、2投目以降に7が出てしまうセブンアウトで賭け金を失ってしまうケースがほとんどなので、多くのプレイヤーは7の目が出ることを求めていません。
もしあなたがシューターでドントパスやドントカムに賭けた場合、他のプレイヤーはどう感じるでしょうか。
多くのプレイヤーが7を避けているのに、あなただけが7の目を求める賭け方をしてしまうと周りのプレイヤーはいい気分がしません。最悪そのテーブルから去ってしまうこともあります。
もしあなたがシューターになった場合は、プレイヤーの代表であることを自覚して逆賭けをしない方が無難でしょう。事実、ドントパスやドントカムなどに賭けているプレイヤーはほとんど見られません。
『ドント』に賭けたい場合は、他のプレイヤーがいないタイミングかオンラインカジノのみにするなどの配慮があるといいですね。
クラップスの控除率(ハウスエッジ)
ハウスエッジとは、プレイヤーの賭け金からカジノの胴元が受け取る控除率のことです。クラップスの各賭け方ごとに、ハウスエッジと倍率を表にまとめました。
2倍・4倍と書かれている部分は賭け金込みで払い戻される勝利金の倍率、括弧の中の数字はハウスエッジです。
賭け方 | 配当 | 控除率 |
---|---|---|
パスライン | 2倍 | 1.41% |
カム | 2倍 | 1.41% |
オッズベット(4・10) | 3倍 | 0% |
オッズベット(5・9) | 2.5倍 | |
オッズベット(6・9) | 2,2倍 | |
ドントパスライン | 2倍 | 1.36% |
ドントカム | 2倍 | 1.36% |
フィールドベット | 2倍 | 5.5% |
フィールドベット(2・12) | 3倍 | |
エニークラップス | 8倍 | 11.10% |
エニーセブン | 5倍 | 16,67% |
ホーンベット(2・12) | 31倍 | 13.89% |
ホーンベット(3・11) | 16倍 | 11,1% |
プレイスベット(4・10) | 2,8倍 | 6,67% |
プレイスベット(5・9) | 2.4倍 | 4% |
プレイスベット(6・8) | 2,16倍 | 1,52% |
ビッグ6 | 2倍 | 9,09% |
ビッグ8 | 2倍 | 9,09% |
ハードウェイ(4・10) | 8倍 | 11,10% |
ハードウェイ(6・8) | 10倍 | 9,09% |
括弧の数字が小さいほど、胴元の取り分が少ないためプレイヤーにとっての利益率が高いと言えます。
表ではオッズベットが0%で最も低いですが、オッズベットはそもそも1投目でベットしたものに追加ベットるもの 。
続いてハウスエッジの低い『ドント』はプレイヤーから避けられるケースも多いので、その次にハウスエッジが低い『パスライン』や『カム』に賭けるのがオススメです。
クラップスの必勝法・攻略法
ここまでクラップスにおけるさまざまな賭け方を紹介しました。
繰り返しにはなりますが、必ず覚えて欲しい3つの賭け方さえ覚えておけば大丈夫です。
その賭け方に関連した必勝法やクラップスのセオリーをここでは紹介します。
なるべくオッズ賭けをする
オッズ賭けは最も有効的な賭け方でクラップスの醍醐味とも言えます。最大の利点は何と言っても先述した控除率がゼロということです。
配当におけるハウスエッジ(カジノ側の取り分)で何割か取られることもなく、勝率も1/2であることから、プレイヤーが一番有利になる賭け方と言えます。
チップコントロールを覚える
賭け方の基本をいくらを覚えても、考えもなしにチップを賭けてしまうとすぐに資金が尽きてしまいます。
そのため、効率的に資金を増やしていくためには「チップコントロール」を覚える必要があります。
チップコントロールとは、ゲームに連勝している場合に賭け金を増やしたり、負けた場合にあえて次のゲームの賭け金を上げたりしながら資金の調節をすることです。
例えばパーレー法というチップコントロールでは勝った場合に、賭け金を倍にしていきます。資金が増えている状態で賭け金を倍にしていくだけので比較的覚えやすい戦法と言えます。
クラップスで遊ぶならオンラインカジノがおすすめ
この記事のまとめ
- クラップスはダイスを2つ投げ、出た目の合計を予想するゲーム
- クラップスで覚えるべき賭け方はオーソドックス、逆賭け、賭け増しの3つ
- クラップスは3つの賭け方を覚え、マナーを適切に守れば非常に盛り上がるゲーム
- 逆賭けは敬遠されることが多く、マナーや空気を守ることも重要
いかがでしょうか。クラップスは賭け方が多く複雑なゲームではありますが、実際は3つの賭け方さえ覚えておけば他のプレイヤーと一緒に楽しくプレイすることができます。
どこでも気軽にプレイするならオンラインカジノが最適です。ルールやマナーを守ってぜひクラップスを楽しんでください。