バカラのカウンティングは意味あるのか?効果・やり方を徹底検証

カジノで遊べる王道ゲームのバカラは、「バンカー」と「プレイヤー」両者のどちらが合計『9』近い手札かを予想するゲームです。

お互いにカードは引いていくゲームの性質上、配られたカードの数字を記録して次のゲームで配られるカードの数字を予想する『カウンティング』を利用することができます。

今回は、バカラをプレイする人ならぜひ覚えておきたい必勝法である、カウンティングについての仕組みやその手順を紹介します。

カウンティングはブラックジャック攻略法として有名ですが、バカラでも有効です。カウンティングを行えば、プレイヤー・バンカーどちらが来やすい状況か見極められるようになります!

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この記事を読んだらわかること

  • カウンティングはデッキ内の残りカードを把握する裏ワザ
  • カウンティングによって戦況を把握できる
  • バカラのカウンティングはゲーム終盤に有用になる
  • カウンティングにはリスクと注意点がある

バカラのカウンティングとは

バカラのカウンティングとは名前の通り、場に出たカードをカウントする手法です。

ここではバカラのカウンティングの仕組み・方法、よく使用されている単語について解説していきます。

カウンティングの仕組み

バカラでは、ジョーカーを除いた52枚を1デッキとし、これらを6デッキや8デッキ用意してゲームを進行します。

ディーラーはなるべく均等になるようにシャッフルしてシューに収納しますが、配られるカードには偏りが生じて完全に均等になりません。

例えば、上記のようにバカラでは10以降のカードが「0」として扱われますが、この「0」が場に多く出ているか出ていないか判明するだけでも、次のゲームがどのような結果になるのか予想しやすくなります。

バカラのカウンティングはこのようにゲームの予想をしやすくする、まさに必勝法なのです。

バカラのカウンティングの方法

バカラのカウンティングは簡単で、基本的には場に出たカードを記憶していくだけです。

ただし、場に出たカードを全て暗記するのは特別な記憶力でもない限り不可能に近いので、その都度紙やペンで記録していく方法をオススメします。

メモする形は自分がわかりやすければなんでもOKです。
日本でよく使われる「正の字」でカウントしたり、チェックマークでカウントしたり後々どれだけ数字が出てきたか一目でわかる方法で記録しましょう。

また、カウンティングは、シューの残りカード数を把握するためにそのテーブルで使われているカードが最大何枚なのかを知っておく必要があります。カウンティングを始める前にゲーム中に使用されるカードの最大枚数をチェックしてください。

なお、カウンティングの精度を高めるならゲームの途中からではなく、できるだけディーラーがカードをシャッフルした直後を狙ってゲームに参加しましょう。

カウンティングでよく使用される単語

これまでの説明の中で、聞き慣れない単語がいくつか出てきました。カウンティングでは、通常のバカラゲームの用語以外に以下の単語がよく使用されます。

それぞれの意味を詳しく見ていきましょう。

デック(デッキ)

上記で軽く触れましたがおさらいです。

カジノでは、ジョーカーを除いた52枚のトランプカードを1デック(1デッキ)と言います。ランドカジノやオンラインカジノでは、6〜8デック(デッキ)のカードを使われることが多いです。

シュー

シューとは、ゲームでまだ使用されていないカード群のことです。

カウンティングでは、このシューの中にどのようなカードが残っているかを把握していきます。

ディスカードホルダー

ディスカードホルダーとは、使用後のカードを収納する場所です。カウンティング後のカード群とも言えます。

カウンティングにおけるプレイヤーとバンカーの有利な状況

カウンティングを説明する前の前提知識を紹介したので、ここからいよいよ本題に入っていきます。

場のカードを数えることは前述したように次のゲームでプレイヤーが有利なのか、それともバンカーが有利なのかを判断する材料です。

ここではどのような状況でそれぞれが有利な立場になるのか解説していきます。

プレイヤーが有利になるパターン

バカラでは、シュー内に4以下(0、A、1、2、3、4)のカードが多く残っていれば、プレイヤー有利となります。

プレイヤーは最初に配られる2枚の合計が5以下なら3枚目のカードが配られるため、4以下のカードが多ければ低リスクで9に近づけるからです。(3枚目が配られる条件を知りたい方はこちら

下記の画像を例に説明していきます。

プレイヤー「4」のバンカー「6」という局面があったとしましょう。

プレイヤー2枚の合計が「4」であるため、バカラのルールに基づき3枚目が配られます。
このとき、プレイヤーが3枚目に「4」のカードを配られた場合、合計数が「8」となり、バンカーはルール上スタンドとなるため3枚目が配られません。

そのため、「8」vs「6」でプレイヤーの勝ちとなるのです。

仮に、3枚目が「4」ではなく、「3」や「2」の場合でも同様です。
「3」であればプレイヤーの勝ちになりますし、「2」でもバンカーが引く3枚目で1~4が出て勝てる可能性が高くなります。

なおバンカー側の数字は今回「6」でしたが、「5」以下でもスタンドとなる場合があるので、シュー内に4以下のカードが多いと不利な状況であることに変わりはありません。

バンカーが有利になるパターン

反対に、シュー内に6以上(6、7、8、9)のカードが多く残っていれば、バンカー有利となります。
なぜなら、プレイヤーに3枚目が配られるときに10以上の数字になるリスクが増え、最終的な合計数が小さなものになってしまう可能性があるからです。

こちらも下記の画像を例に説明していきます。

プレイヤー「5」でバンカー「4」の局面があったとしましょう。

プレイヤーの合計は「5」なので3枚目が配られますが、シュー内には6以上のカードが多く、3枚目には「8」が配られました。
そのため、プレイヤーの数字は「3」となります。

バンカーの合計は「4」ですが、この場合スタンドとなるため3枚目は配られません。
よって、「3」vs「4」でバンカーの勝ちとなります。

シュー内に6以上のカードが多くあると、カード合計時に10を超える可能性が高くなります。
プレイヤーが最初の2枚で「5」以下を揃えていても3枚目で、10を超えたり、0に近い弱い数字になりやすくなるのです。

なお、プレイヤー側の最初の2枚の合計が「1」や「2」となっている場合は、「6」か「7」を3枚目に引いて強い手札になることもあるため、注意しておきましょう。

バカラのカウンティングの実践例

説明だけではわかりにくいと思うので、実際のゲームでカウンティングを実践してみます。(説明画像はベラジョンカジノのスピードバカラを使用します。)

今回のカウンティングはシンプルに紙とペンで「正」の字を書いていきます。

ベラジョンカジノのスピードバカラは、8デッキのカードでゲームが行われるため、「A〜9」のカードはそれぞれ32枚「10〜K」のカードは合計128枚あるという計算になります。

カウンティングはカードシャッフルした直後から始めるのが鉄則なので、罫線が記録されていないテーブルを探します。

第1ゲーム目は、プレイヤー「8・4・K」バンカー「J、Q、6」で、バンカーの勝ちでした。

ここで、場に出たカードの「8、4、6」をカウントしていき、「K、J、Q」は「0」としてカウントします。

2ゲーム目はプレイヤー「6、7」バンカーが「8、K」でバンカーの勝ちでした。

「6、7、8」と「0」の数字をカウントします。

このようにカウンティングを20ゲーム続けた結果が以下の通りです。

カード場に出た枚数
17
26
38
47
57
67
78
88
97
015

これを場に出たカードごとに分けて合計した場合、以下のようになります。

  • 0~4…43
  • 6~9…30

つまり、シューの中には6〜9までのカードが多く残っているため、この段階ではバンカーが有利な局面ということが判明します。

では、21ゲーム目の結果を見てみましょう。

予想通り、バンカーの勝ちとなりました。

簡単にカウンティングする方法

今回の実践では、最も手軽で初心者でも行いやすい紙とペンを使って手書きでカウンティングしました。

実戦のように「A〜9」「0」をそれぞれカウントするやり方は、最も正確に各カードの残りを把握できる方法です。

ただし、初めての人は全てのカードを記録しながらのプレイが難しい場合もあるので、簡略化したやり方を2つ紹介します。

プレイヤーとバンカーを分けてカウントする

1つ目は、プレイヤーに有利なカード群(0、A、2、3、4)とバンカーに有利なカード群(6〜9)の2つに分けて記録していく方法です。

この方法はカウントするが対象が2種類だけになるため、場に出たカードの数字を探して慌てる必要がありません。

また、シュー内の残りカードを把握する際も記録を一眼で瞬時にチェックできるので、素早い判断が可能になります。

ハイローシステムを利用する

ハイローシステムは、場に出たカードを数値で振り分けて簡略化するカウンティング方法です。

計算方法はいくつかありますが、ブラックジャックのハイローシステムのように以下の方法で加算減算する方法が簡単です。

  • 「10、J、Q、K」が出れば「+1」
  • 「6、7、8、9」が出れば「0」
  • 「A、2、3、4、5」が出れば「-1」

この計算結果が+になればバンカー有利となり、-になればプレイヤー有利と判断できます。

ただし、-1や+2のように計算結果の数字が小さい場合は、まだまだシュー内のカードの偏りが小さい状態です。最低でも-2以上か+2以上になってから判断しましょう。

バカラのカウンティングを使う場合の注意点

本場カジノが禁止するほど効果が期待できるカウンティングですが、以下の注意点をチェックしておくことが大切です。

それぞれの項目を詳しく解説していきます。

すぐに効果は発揮されない

前述していますが、バカラのカウンティングはゲーム序盤で効果を発揮しません。

何故なら、カウンティングはシュー内の残りカードが少なくなるほど偏りが顕著に現れ、偏りが多いほど勝敗予想の精度が上がるからです。

そのため、シュー内の残りカードが1/3や1/4以上になる終盤に効果が発揮されます。

本場ランドカジノでカウンティングは使用禁止

本場カジノでカウンティングが行われ始めた当初、この手法は多くのプレイヤーが使用しました。しかし、カジノ側も黙っているはずがなく、対抗策を講じています。

例えば、本場カジノでは常にプレイヤーの目線や言動に注目しており、メモを取る行為や帽子を被って目線を隠す行為は禁止です。

店内では監視カメラの他、スタッフ・ディーラーがプレイヤーの行動をチェックしていて、カウンティングの疑いが高いプレイヤーを見つけると強制退場させることもあります。

カウンティング対策が厳しいのはそれだけ強力だからです。長期間使っていると必ず規制が入ってしまうので、使っているのがバレない程度に使うといいでしょう。

オンラインカジノにもカウンティングできないゲームがある

オンラインカジノでは、本場カジノのようにプレイヤーの目線を監視できませんし、全ての言動をチェックすることは不可能なので、堂々とカウンティングしても強制退場される可能性は低いでしょう。

しかし、テーブルゲームはソフトウェア側で乱数調整を行っており、カードが1ゲームごとに回収されます。

そのため、どのタイミングでシャッフルされているか、デック数が今どのくらいかを把握することもほとんど不可能です。

ただし、オンラインという性質上対面しているディーラーから急かされることはないので、カウンティングの練習には最適です。特に、カードシャッフルのタイミングが目視で確認できるライブカジノがオススメします。

ゲーム中にデッキがリセットされてしまう

オンラインカジノのライブゲームではカウンティングも可能ですが、一つ注意点があります。

本場カジノ同様、オンラインカジノのライブカジノでもカードの偏りを防ぐために、ゲームの途中で定期的にデッキがリセットされてしまいます。

また、不正防止も兼ねてカウンティング対策に8デッキ以上のカードを使っていたり、利用規約で原則禁止にされているオンラインカジノも少なくありません。

そのようなカジノは、ベット額の動きなどもチェックしていて、不自然なベットによってカウンティングの疑いがかけられるケースもあります。最悪は勝利金の引き出し拒否やアカウントブロックとなる可能性もあるので、十分に注意しましょう。

オンラインカジノでカウンティングが楽になるツール・アプリも存在する

カウンティングで、ゲーム中に紙とペンでメモを取ったり暗算をするのは骨の折れる作業です。近年では、そんなカウンティングを楽にするツールやアプリが開発されるようになりました。

特にブラックジャックでは、マイクロソフト社やKarjaCreation社といった企業がカウンティングアプリを提供しています。

しかし、バカラのカウンティングツールやアプリは現状個人開発されたものが多くを占めるので、ツールやアプリの精度について自己責任で使用することが大切になります。

また、オンラインカジノのライブゲームでも、ツール使用禁止のカジノの場合はベット額などのチェックが厳しいので注意しましょう。

バカラのカウンティングまとめ

この記事のまとめ

  • カウンティングはデッキ内の残りカードを把握する裏ワザ
  • カウンティングによって戦況を把握できる
  • バカラのカウンティングはゲーム終盤に有用になる
  • カウンティングにはリスクと注意点がある

いかがでしょうか。バカラの必勝法は様々なものがありますが、カウンティングは特にゲームの終盤に力を発揮する攻略法でした。

もちろん、カウンティングが行えたから必ず勝てるわけではありませんし、本場のカジノやオンラインカジノのライブゲームでも対策が取られていることがほとんどです。

しかし、ゲームの局面を把握するのに役立ちますし、他の必勝法と組み合わせて使うこともできるという利点もあります。バカラの奥義をもう一歩深めたい!というプレイヤーにはオススメなので、是非マスターしてみてください。

この記事を書いた人

ハル

予備校講師やセミナー講師を経て、在宅ライティング専業になりました。
Casimoでは2018年立ち上げ当初からカジノゲームや必勝法・攻略法の記事作成を担当しています。

ハル

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